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LIFEBOOK AH77/HNは15.6インチ液晶を搭載した高性能ノート。
富士通の売れ筋ノートです。
カラーリングは、シャイニーブラック、アーバンホワイト、ガーネットレッド、ナイトブルー、アクアブルーの5色が用意されています。ブルーが2色用意されているのがおもしろいですね。人気があるのでしょうか。レビュー対象モデルのカラーはナイトブルー。少し落ち着いた色のブルーです。ナイトブルーは店頭モデルでは選択できません。直販限定カラーです。
天板は光沢加工処理されていて艶がありすごく綺麗です。でも、汚れや指紋がつきやすいので気になる人はこまめに拭き取る必要があります。
キーボード周辺部も、天板と同じカラーリングを採用。なので統一感があります。
AH77/HNを持ってみたところです。重量は約2.9kgあるので気軽に持ち運ぶというわけにはいきません。部屋の中を移動させるくらいなら問題ないでしょうが。。。やはりデスクトップ代替マシンとして、同じ場所で使用することを想定したほうがいいでしょうね。
厚みは、最も暑い部分で33mm。すごく薄い！というわけではありませんが、持つときにちょうどいい厚さです。
週刊誌を使って大きさを比較してみました。
キーボードは変則的な配置もなく使いやすいです。キーピッチはデスクトップ並みなので十分な余裕があります。またテンキーも搭載しているので、数字を入力する機会が多い場合には作業効率をアップできるのではないでしょうか。
キーピッチは18.4mm。
キーが独立したセパレートタイプを採用。なので誤って隣のキーを打ってしまう可能性が低くなります。表面には適度なざらつきがあり、滑りにくくなっています。
キーの側面部分は色づけされているのですごくキーが見やすいですね。
キーボードを操作しているところ。非常に快適なタイピングが可能です。富士通ノートのキーボードは本当によくできていると思います。他社ノートに比べてすごく打ちやすいんですよね。非常によく使用するパーツなので、こうしたこだわりはうれしいところです。
タッチパッドの操作性も良好です。適度なざらつきが設定されており、思ったところにポインタを移動できます。おもしろいのがタッチパッドの横にあるスクロールパッド。
このパッドを指で回すようになぞると、簡単にスクロールできます。Webブラウザなど、縦に長く表示されるアプリケーションを操作するときに威力を発揮します。
液晶の表示はすごく綺麗。文字のにじみなどはありません。液晶は光沢加工処理されています。
光沢液晶は、色味が豊かなため、特に動画を再生する場合に威力を発揮しますが、その分、どうしても照明などによる映り込みが発生してしまいます。
斜めから見ると映り込みが発生しているのがわかります。
AH77/HNでは、最大解像度が1366×768ドットのパネルと1920×1080ドットのフルハイビジョン対応パネルを選択できます。レビューしたモデルでは1920×1080ドットのパネルを搭載。
Yahoo!トップページを表示したところ。すごく表示領域が広いのがわかります。
これなら、複数ウィンドウを並べて表示できるので作業効率をアップさせることができます。
液晶はすごく精細感が高くて綺麗です。動画を見ていてもすごく臨場感があります。
FMV AH77/HNでは、液晶をフラット状態になるまで傾けることができます。
次に、FMV LIFEBOOK AH77/HNの各パーツについて詳しく見ていきます。
前面部。中央にはメモリカードスロット、左にワイヤレス切り替えスイッチ、ヘッドホン/マイク端子があります。
メモリカードスロットが前面部にあると、カードの出し入れがしやすくていいですね。
ワイヤレス切り替えスイッチがあるので、簡単にワイヤレスのオン/オフを実行することが可能です。
右側面部。光学ドライブ、USB 2.0端子が配置されています。光学ドライブとして、BDXL対応 Blu-ray Discドライブが搭載されています。
背面部には、右に通気孔、左にUSB 2.0端子が配置されています。
左側面部。USB 3.0端子×3、HDMI端子、VGA出力端子、ネットワーク端子が配置されています。
キーボードの右上には3つのボタンが配置されています。
エコボタンを押すと、省電力モードに切り替えることができます。バッテリの持続時間を延ばしたいとき、消費電力を抑えたいときに重宝します。
メニューボタンを押すと、メニュー画面が表示され、用途別の項目にアクセスできます。
サポートボタンを押すとサポートナビが表示され、サポート情報にアクセスできます。
AH77/HNでは、キーボードの奥にスピーカーが配置されています。スピーカーが斜めになるよう設置されているので、耳にサウンドが直接届きます。入力作業していても、手でが邪魔されることがないのでクリアなサウンドを楽しむことができます。ただ、ちょっと高音がシャリシャリするのが気になりました。個人的には、重低音がもうちょっと響いてくれたほうがうれしいかな、と思います。
同梱されているACアダプタは、15.6インチノートとしてはコンパクトなつくり。
重量は430gです。
あと驚いたのが、梱包箱がすごく小さかったこと。とても15.6インチノートが入っているとは思えないくらいコンパクトな梱包箱で届きました。
さらに中に使われている緩衝材もすべて段ボール。発泡スチロールは一切使用されていません。このあたり、エコへの気の使い方はさすが富士通と言ったところです。素晴らしい！
Windowsエクスペリエンスインデックスの値でパフォーマンスをチェックしてみました(最高スコアは7.9)。このAH77/HNの構成は、CPUがインテル第3世代Core i7-3610QM、メモリ16GB、グラフィックスはインテルHDグラフィックス4000、HDD 500GBとなっています。
CPUはインテル第3世代のCore i7を搭載しているため7.6と高いスコアを記録。メモリ16GBと大容量のため7.7です。グラフィックスな、チップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックスを搭載しているため相対的に低い値を記録。HDDも、高速回転タイプ(7200回転)ではなく5400回転タイプのHDDを搭載しているため、5.9と少し低めの値になっています。
CPUとメモリの値が高くなっており、基本性能はしっかりしていますね。できれば7200回転のHDDを搭載してくれると良かったんだけど。グラフィックスの値が低めですが、動画を再生してもコマ落ちが発生することはなく、スムーズに再生することができました。3Dゲームなど負荷の高い作業をこなすにはちょっときついかもしれませんが、通常の使用であれば特に問題にはならないと思います。
バッテリ駆動時間は今回内蔵バッテリパック(L)装着しているので約6.1時間です。
【まとめ】
以上、LIFEBOOK AH77/HNのレビューでした。まとめると次のようになります。
・光沢加工天板をベースとする、質感に優れたデザインを採用
・インテルCore i7プロセッサ搭載により高い基本性能を発揮
・精細感に優れた15.6インチの大型液晶を搭載
・使いやすいキーボードを搭載。長時間入力作業を行ってもストレスがたまらない
・重量があるため、外に持ち出すのは不向き
このように、LIFEBOOK AH77/HNは、デスクトップ代替レベルのパフォーマンスを発揮できる15.6インチノートです。デザイン性に優れているので、リビングに置いても違和感がありません。富士通が提供する充実したサポートを受けられるのも魅力だと思います。
AHシリーズ製品情報
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